
心疾患について
心疾患とは・・・。
心臓は体の全身に血液を送るポンプの役割をしています。心疾患とはこのポンプ機能に問題がおこり、さまざまな障害がおきてしまう病気のことです。
心臓ポンプ機能に問題をおこす原因はさまざまです。それらの問題が長期にわたり心臓に負担を与えることで、徐々に病気が進行してしまうというのが心疾患の特徴です。しかしながら、この病気は初期の頃には症状がほとんどあらわれないので、なかなか気付きません。
しかも症状があらわれてくる頃には、病気はかなり進んでしまっているのです。
心疾患の原因

以下のような心臓に負担をかける要因が重なったり長期間にわたるなどして、徐々に心臓の弁(血液の逆流を防止する)や心筋(心臓の筋肉)に障害がおきます。
●過度の運動
●肥満
●呼吸器の病気
●出血・貧血
●妊娠
●フィラリア症
■ステージ(病期)と食事療法食

心疾患の初期と進行期では、その食事管理方法が異なるので、病期のステージにあわせた食事管理をすることが重要です。

- 心疾患のイヌには、食事中のナトリウム(食塩)の制限が必要です。しかし、あまり初期の心疾患のときにナトリウムを制限しすぎると、かえって悪化してしまうということもわかってきました。ですから、病気がどれくらい進行しているかによって、ナトリウムの制限の程度を変えることをおすすめします。
- また、下記のような心臓の機能をサポートする栄養素を補給することもおすすめします。
心臓の機能をサポートする主な栄養素:アルギニン、L-カルニチン、タウリン、EPAやDHAなどのω3系脂肪酸、マグネシウム、ビタミンE、ビタミンCなど

- 初期の心疾患では軽度のナトリウム制限、心疾患が進んでしまったらより厳しいナトリウム制限をしましょう。
- 心臓の機能をサポートする栄養素を含んだ食事を与えましょう。
- 活性酸素は心臓に障害を与えるので抗活性酸素物質の給与も推奨されます。

- 食事療法中は、獣医師の指示した食事のみを与えましょう。おやつは原則として与えないようにしましょう。
- 常に清潔で新鮮な水を飲めるようにしてあげましょう。
- 食欲がない場合は、1日の給与量を3〜4回に分けて少しずつ与えるか、38〜39℃程度に温めて与えてみましょう。